ドラマ「青天を衝け」は2021年1月から、NHKで日曜日20時から放送されているドラマです。
ドラマ「青天を衝け」16話は、篤太夫(渋沢栄一)を武士に引き立ててくれた恩人である円四郎が暗殺されてしまう回です。
この記事ではドラマ「青天を衝け」16話のあらすじやネタバレ、動画を無料で視聴する方法を紹介します。
ドラマ「青天を衝け」16話のあらすじ
篤太夫(吉沢 亮)と成一郎(高良健吾)は、円四郎(堤 真一)に命ぜられ、一橋家の兵と家臣を募るべく関東に出向く。二人はかつての同志・真田範之助(板橋駿谷)に会い、一緒に働くことを勧めるが一蹴されショックを受ける。血洗島村では惇忠(田辺誠一)と平九郎(岡田健史)が水戸騒動に関わった嫌疑で連行され、惇忠は牢(ろう)に入れられる。一方京都では土方歳三(町田啓太)ら新選組が池田屋を襲撃。攘夷(じょうい)派志士の怒りは、禁裏御守衛総督(きんりごしゅえいそうとく)の慶喜(草彅 剛)と側近・円四郎に向かっていく。
引用元:NHK公式サイト
ドラマ「青天を衝け」16話のネタバレ
千代への手紙
篤太夫から届いた手紙で、栄一と喜作が一橋家の家臣になったことを知った千代たちは、驚きました。
攘夷をめざしていたはずなのに、御三家の家臣となったことの経緯が分からなかったからです。
それでも母のゑいは、栄一が追い回されなくなったことに安心し、千代は関東に来る栄一と会えるかもしれないと喜びました。
水戸藩の混乱
そのころ、天狗党の挙兵により水戸藩主の徳川慶篤は苦虫をつぶしたような顔をしていました。
藤田小四郎が先導していることの責任を問われていたからです。
水戸藩の家老たちは、小四郎討伐を慶篤に進言します。
そしてそれは、藤田東湖と共に水戸の三田ともあがめられた武田耕雲斎にも及びました。
武田耕雲斎は、先の水戸藩主斉昭擁立に尽力した功績により、藩政に参与した重要人物です。
しかし、斉昭が病死した後、水戸藩は混乱におちいり、斉昭反対派の家老たちのターゲットになってしまっていたのです。
結局、慶篤は武田耕雲斎に隠居を命じます。
池田屋事件
京でも攘夷派の武士が新選組に襲撃される池田屋事件が起きます。
この事件で新選組の知名度が上がる一方、慶喜が攘夷派の武士殺害を命じているのではないかという噂が出回りました。
慶喜を支えている平岡円四郎がそそのかしているという水戸藩士まで出てきたのです。
関東での篤太夫
一方、篤太夫と成一郎は、一橋に仕える者を集める仕事に邁進していました。
京を旅立つとき、わざわざ円四郎が見送りに来てくれ、「生き抜け」と温かい言葉もかけてくれていました。
江戸では、円四郎に依頼された妻にも会い、面白くない時は「掛け軸の小鳥を見ろ」という託も伝えます。
武道館の道場で再会した真田にも、一橋に仕官する話を意気揚々ともちかけます。
思わぬ反応
しかし、真田は天狗党への参加の準備に忙しく、一橋に仕えた篤太夫たちを激しくなじるのでした。
共に徳川を倒すと言って励んでいた仲間が、裏切ったと思ったのです。
成一郎は、一橋に仕えることで世の中を見ることができ、天誅組の失敗から攘夷は半端な挙兵では成功しないと説得します。
篤太夫も共に新しい国をつくろうと、熱心に誘いました。
真田は怒って剣も抜く勢いでしたが、思いとどまり去っていきました。
故郷に帰れない
意気消沈する篤太夫と成一郎でしたが、ふるさとの血洗島の近くまで来ており、家族に会える期待にも胸が膨らんでいました。
そこへ、父の市郎右衛門から飛脚文が届きます。
その手紙には、長七郎の兄の惇忠まで牢屋に入れられていると書かれていました。
天狗党への関わりを疑われていたのです。
今、篤太夫と成一郎が血洗島に行けば、二人とも捕まってしまう危険があるから思いとどまるようにという内容でした。
二人は帰郷を諦めることにしました。
慶喜を励ます円四郎
慶喜は京の守りを固めるために、水戸藩の耕雲斎に兵を送ってくれるよう頼んでいました。
しかし、天狗党の挙兵で藩は混乱しており、それどころではなくなっていました。
篤太夫と成一郎が人材集めをしている状況をそれとなく平岡円四郎に聞きます。
慶喜が悩んでいることを知っている円四郎は、わざと明るく励ますのでした。
慶喜にいかに力と才能があるかを語り、ずっとついていくと誓うのでした。
慶喜は、今まで出会った島津や先の将軍が自分を見初め、担ぎ出そうとすることをいささか腑に落ちてないことを円四郎に吐露します。
自分は外から見ると輝きすぎているが、それほどの輝きは、本当はないのだというのです。
家康と慶喜
それに対して円四郎は、徳川家康の話を持ち出しました。
徳川幕府を開いた家康は、今や神である東照大権現となったが、用心深く自嘲気味であり、慶喜と似ているというのです。
慶喜は、家康を敬い、恥ずかしくない世の中にしていきたいという自分の使命を話すのでした。
円四郎は、何事も表舞台から逃れようとしていた慶喜がやっと本気を出してくれたと満足感でいっぱいでした。
円四郎暗殺
円四郎が慶喜の屋敷の門を出た途端、水戸藩の武士たちが襲ってきます。
刺客によって円四郎は、暗殺されてしまいました。
慶喜は、円四郎の死を聞き、円四郎のもとに駆けつけ、涙をこぼすのでした。
ドラマ「青天を衝け」16話の感想
とうとう、円四郎が殺されてしまいました。
このドラマを見ると、いかに円四郎が人を大切にしていたかが分かります。
慶喜にしても栄一にしても円四郎が才能を見抜き、上手に育てた人材ともいえるのかなと思いました。
リーダーの器なのにりスク面を考えるあまりに慎重すぎて、自己肯定感が高まらない慶喜を徹底的に認め、慶喜の真意をつかみ、家康の話を持ち出すところはさすがです。
幕府を開いた家康と、幕府を閉じた慶喜が似ていたというのも皮肉な話ですが、うなずける気もしました。
栄一と喜作を見送りに行く場面や、最期の「まだ死にたくない」と言って、血だらけの手を突き上げ奥様の名前を呼ぶシーンも心に沁みました。
円四郎が生きていれば、明治への流れも少し違っていたかもしれないなと考えた回でした。
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まとめ
以上、ドラマ「青天を衝け」16話のあらすじやネタバレについて紹介しました。
16話は、栄一の恩人である平岡円四郎が水戸藩の武士によって暗殺されてしまう回です。
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