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しかし1年後、元・経営コンサルタントの陣内（飯尾和樹）が出所後すぐに殺される。

勇吾の双子の弟・刑事の圭吾（藤ヶ谷太輔）は陣内の捜査を担当。

バーの店員（千賀健永）を訪ねると、顔を隠した人物が突如陣内を刺してカバンを奪っていったと聞き、強盗に見せかけた事件か？と推測する。
次の日、勇吾の一周忌が行われる。

英里（倉科カナ）と久々に会った圭吾は、施設で育った彼女の母が現在どこにいるのか調べたメモを渡し、勇吾の分も生きてほしいと告げる。

一方、議員・小早川尚太郎（古谷一行）の孫が誘拐された。その頃、陣内が賄賂の仲介人をし、逮捕されていたと捜査班が知る。

圭吾は尚人の捜査を任され、誘拐犯と交渉。すると勇吾の誘拐事件と全く同じ場所、身代金を要求するのだ。

21年前の事件の犯人であると圭吾は確信。また、英里は母・綾乃の姉・琴乃（宮崎美子）に会う。

実の母はもう亡くなっていたのだった。

一方勇吾は、刑事・皆川（高橋克典）と密かに繋がっていた。

そんな中、捜査班では尚太郎が陣内の殺人事件に関係あると推理。

そして圭吾は皆川によって、父・栄一の死が尚太郎と関係があると告げられた。

皆川と新見は、陣内殺害の調査で、元秘書の尚史に陣内との関係を問うが、一度会ったのみと否定する。

翌朝、圭吾は尚太郎を乗せ指示された場所に運転をするが、予定していたゴルフ場ではなく、遊馬旅館に着いた。

圭吾は尚太郎に、家族にもゴルフ場へ行くと嘘をついた理由を尋ねる。

尚太郎は、正しい事を言うところが父・栄一さんにそっくりだと言い、一人になりたい時もあるのだと語る。

圭吾は、電話で皆川に、尚太郎の訪ねた旅館は英里の実家であると告げ、何を知るのかと問い詰める。

皆川は、それを調べるのが圭吾の仕事だと言う。

圭吾は、尚太郎が近くの知人の墓に行ったと琴乃から聞き、向かう。

そこで、その墓は遊馬家の墓であることを知る。

英里は、尚太郎の部屋にて酒をつぎながら、30年前母を亡くした後施設で育ちその時から縁があってこの旅館にきていると話す。

尚太郎は、30年前に恋した人を今でも想っているがもう会えないと言う。

英里はその名前を問うが、尚太郎は、口をつぐむ。

英里は、部屋を後にし、圭吾に尚太郎が父親である可能性を話す。

皆川は尚太郎から英里に宛てた手紙のことを圭吾から聞き、勇吾に伝える。赤城は、尚太郎の孫の誘拐事件の現場周辺で、
皆川が乗った車両がいたことを掴み、皆川に疑念を抱く。

圭吾は尚太郎と酒を飲みながら手紙の内容を聞きだそうとするが、尚史がきたため退出した。

尚史は、圭吾を信用するのは危険だと言い、手紙の件は口止めしてあることを伝える。尚史の行動に疑問を感じ始めた圭吾は、尚史とその妻が出かけた隙を狙い、尚史の部屋に侵入した。

そして、PCの中に英里に宛てたメッセージや、陣内と尚史が写った写真などの不審なメールのやりとりを発見した。

新見は赤城から皆川に不審な動きがないか尋ねられたが、陣内殺しの捜査には進展がなく何も答えられなかった。

皆川は圭吾から尚史のPCの件や英里に対する口止め、陣内との関係について聞いた。

尚史は家に帰り、栄一を小早川家のために殺したのにという陣内の言葉を思い出していた。

そして自室の椅子の位置がずれていることから不審者の侵入に気づく。

勇吾は英里に、勇吾自身の幸福を考えて、再び圭吾に会った方が良いと勧めを受ける。

皆川は、赤城達に気取られ皆川と勇吾の関係がバレるのも時間の問題と忠告。

勇吾は、皆川に圭吾と会いたいと頼む。赤城は、新見に陣内殺害と誘拐事件の関連の可能性を告げる。

桜庭が圭吾を殺そうとしていて時間がない、と言う皆川に会うべく、圭吾が廃倉庫に行くと勇吾がいた。

圭吾と相対した勇吾は贖罪を約束し、その代わり小早川から手を引く事を懇願。

現在平穏に暮らす英里が、小早川の罪を知れば無事では済まないと。

圭吾が断るも、勇吾は食い下がる。

桜庭に気づいた勇吾は、身代わりに銃弾を受ける。

皆川が駆けつけるも勇吾は、圭吾に尚太郎の手紙と英里を託し、死亡する。

勇吾の死を無駄にしないと圭吾は決意する。翌日、圭吾は小早川家にて、尚太郎に脅迫犯のしっぽを掴んだと言う。

そこへ小早川家の罪の抹殺を謳う脅迫文が届く。

葛城家へ尚太郎と向かった圭吾は、真実を語る。

父・栄一は事故を装い陣内に殺された。更に陣内も桜庭に殺され、桜庭と尚史の繋がりに尚太郎も感付いていたのではと指摘する。